ども、スイカ(@suika_no_me)です。
日頃便利に利用しているケータイ。1人1台どころか1人で何台も持っている人もいれば、家族名義で契約して利用している方もいたり、利用状況は様々ですよね。
そんなケータイも人生の節目節目には人によっては手続きが必要になってくる場合があります。
例えば、家族名義だった契約を自分の契約にするための名義変更であったり、結婚に伴い姓が変わった場合の「改称」だったりします。

その節目の中でもこれはあまり考えたくないことですが、もしも家族が亡くなってしまった際、使用していたケータイはどうなってしまうのでしょうか?
もしも!の時のために知っておいて損はないと思います。
契約者(家族)が亡くなったら契約はどうなる?
もしも契約者本人が亡くなった場合、契約はどうなるのでしょうか?
考えられる選択肢としては、
- 手続きせずにそのまま家族が使用する
- 契約を使用する家族の名義に変更して使用する
- 解約する
ざっと考えられるのはこの3つくらいだと思います。
特に手続きをしなければそのまま使えてしまいます。料金さえ継続して支払いされていれば契約はそのままですが、以下のような手続きが必要になった場合はどうでしょうか。
- 契約内容の確認・変更
- 故障などによる修理
- 使用するケータイ・スマホの買い替え
このような手続きをすすめる場合、代理人(ご家族)による手続きをするにしても、契約者の本人確認書類の提示や契約者の記名、捺印のある委任状を用意するか契約者への電話確認が必要となり、契約者本人がお亡くなりになった場合、「本人に確認をとる」こと自体ができないため、手続きをすすめることはできません。
もし、契約を引き継いで利用されるのであれば、2.の選択肢、「承継(しょうけい)」という手続きができますので、しっかり手続きをされることをおすすめします。
承継の手続きに必要なもの
手続きには以下のものが必要になります。
①相続関係が確認できる書類
- 戸籍謄本または抄本(コピー可)
一般的には戸籍謄本または抄本(コピー可)で問題ありません。ただし、こちらで契約者がお亡くなりになった事実が確認できない場合、葬儀の案内状や死亡診断書、新聞に掲載した案内などを用意しておくと良いでしょう。
②-1 契約を引き継いで新たに契約者となる方の本人確認書類(成人の場合)
次に、新たに契約者となる方の氏名・生年月日・現住所を確認する為に本人確認書類の原本が必要です。
新たに契約者となる方が成人されている場合は、以下の2点のうち、どちらかをご用意下さい。
- 運転免許証(都道府県公安委員会発行のものに限られます。※国際運転免許証はNG)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
もし上記のどちらも持っていない場合は、以下の3つより、いずれか1つ+補助書類が必要です。
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード(顔写真ありに限られます)
- 在留カード or 外国人登録証明書
【補足】補助書類について
もし、以下に該当する場合、補助書類が必要です。
- 本人確認書類が健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)で、毎月の支払を譲受者名義の通帳+銀行印で手続きする場合。
- 本人確認書類が健康保険証で、毎月の支払を譲受者名義のキャッシュカードで手続きする場合。
- 本人確認書類が健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)で、毎月の支払を家族と一緒に支払う手続きをする場合。(既存の契約と請求を一緒にして、複数台分を同じクレジットカードで支払うようにしたり、同じ口座から引き落としするようにする事。)
補助書類とは、公共料金領収証または住民票(「マイナンバー」の印字なし)を指します。
- 公共料金領収証(電気・都市ガス・水道などの領収印がある領収証、または発行日(口座引落し日)の記載がある口座振替済通知書に限る)、住民票は発行から3か月以内で、現住所が記載されているもの
- 契約者名義のものに限ります。
公共料金領収証は新たに契約者となる方名義であればいいのですが、そうではない場合、料金はかかりますが、住民票をあらかじめ用意しておくのが良いと思います。
②-2 契約を引き継いで新たに契約者となる方の本人確認書類(未成年の場合)
新たに契約者となる方が、未成年の場合は以下の5つより、いずれか1点をご用意ください。補助書類は必要ありません。
- 運転免許証(都道府県公安委員会発行のものに限られます。※国際運転免許証はNG)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード(顔写真ありに限られます)
- 在留カード or 外国人登録証明書
上記に加え、
- 親権者の同意書+親権者の本人確認書類(成人の場合と同じ)
が必要です。
③利用者の本人確認書類(新たに契約者となる方と実際に利用する方が違う場合)
契約を引き継ぎ、新たに契約者になる方が利用せず、ご家族など契約者以外の方が利用する場合、実際に利用する方の本人確認書類が必要になります。
こちらについては、氏名・生年月日が確認できる書類とされており、コピー可となっていますが、前項で説明したような本人確認書類を用意していた方が確実です。
④料金の支払いについて
料金の支払いについても改めて手続きが必要となります。個別に支払う場合は以下のいずれかが必要になります。
- 新たに契約者となる方名義のクレジットカード or 新たに契約者となる方名義のキャッシュカード(手続き時に認証の為、口座番号の入力が必要。一部対象外の金融機関あり。対応金融機関やクレジットカードブランドはこちら。載っていない金融機関の場合は通帳+銀行印)が必要です。
もし、クレジットカードもキャッシュカードも持っていない場合は、新たに契約者となる方名義の通帳+銀行印が必要です。また、以下の場合は、法定代理人(親権者など)または契約者の家族である事(契約者と支払い名義人との関係)が確認できる書類(戸籍謄本、住民票など)が必要です。
- 法定代理人または契約者の家族名義の金融機関のクレジットカードまたは口座振替で支払いをする場合。
- 法定代理人または契約者の家族が契約する回線を代表回線として一緒に料金を支払う場合。
未成年の契約で、契約者本人名義の「キャッシュカード」などを用意できない場合は、親権者同伴の上、親権者名義の「キャッシュカード」などを用意する必要があります。
請求書払い(コンビニなどで直接支払うようにする事)での手続きはできませんので注意が必要です。
その他注意点
料金の払い忘れはありませんか?
せっかく必要書類やスケジュール調整などを前準備が万全だったとしても、料金の支払いを忘れてたために手続きできなかった!なんて恐ろしいオチが待っている場合があります。
料金が引き落とされているか今一度確認するようにしましょう!
ケータイの分割代金について
名義変更に伴い、ケータイの分割払いの代金の支払いは新たに契約者となる方へ引き継ぐため、改めて審査が必要となります。(料金の支払い状況や収入など)状況によっては審査NGになる可能性があります。
引き継ぐサービス、引き継がないサービス
以下の契約期間や料金、サービスは引き継げます。
- 継続利用期間(今までの名義の方が最初に契約してからの利用期間)やカケホーダイプラン・データプラン、料金・データプランの割引の契約期間は引き継ぎますので、特に解約金などは発生しません。(いつ解約金がかかり、更新期間がいつなのかは確認しておいた方が良いでしょう。)
- 手続き時までの未払いの料金
- メールアドレスが引き継げる場合があります。そのまま使用したい場合は確認しておいた方が良いでしょう。
以下については引き継げないのであらかじめ確認しておきましょう。
- dポイント・dアカウント
- 料金明細サービス(利用する場合は別途申し込みが必要)
残念ながらdポイントやdアカウントは引き継ぐことができません。アカウントについては、新たに設定が必要なのであらかじめ考えておくと良いでしょう。
スイカのまとメ
今回はとても難しいテーマでした。普段はあまり考えないことだし、できれば考えたくないですよね。幸いボクはまだ承継の手続きをしたことがありませんが、いつかは必ずその時がくるので、ケータイに限らず、色々調べたりした方が良いのかなと記事を書きながら思いました。
後ろ向きに捉えるのではなくて、あくまで知っておいて損はないスタイルで。
へば、まんつ〜。