どうも。スイカ(@suika_no_me)です。
大体毎年2月〜3月は受験・進学や就職等、今までの環境から新たな環境へ変わる為に様々な準備が必要となってくる時期ですが、今のご時世、特に重要な生活必需品として携帯電話(以下ケータイ)が挙げられると思います。
ケータイについての手続きが特に増えるのはこの時期、特に3月です。ドコモショップや量販店のケータイ売場は非常に混雑し、ひどい場合は5〜6時間以上待ちになったりすることや、店によっては運が悪いとその日のうちに手続き出来ない場合があったりなかったり…。あと、夏休み(特にお盆)や冬休み(クリスマスから年末年始にかけて)の時期も同様に混雑する日が多くなります。
さすがに混雑状況についてはお店の営業努力や自分達の店に行くタイミングの問題だったりするので何とも言えませんが、いざ手続きする時にお客様側の不備で手続きに時間を要してしまいかなり面倒な事になったり、手続自体その日のうちにできず、後日になってしまったりっていうのも往々にして起こり得る話です。
ところで、ケータイの手続きと言えば
- 初めてケータイを持つ人(高校への進学・合格祝い)→新規契約
- すでにケータイを持っていて進学・合格・就職祝いやご褒美に新しい機種に買い替え→機種変更
- 進学や就職を機に親元から離れる・独立する→親名義から自分名義への名義変更(家族間)
などなど、他にもいろいろな手続きが考えられますが、特に多いものとしては圧倒的に上記の3点の手続きです。
そんな不備の為に後日手続きとか、そんな面倒な事にならない為にも、今回は家族間の名義変更の手続きに焦点をあて、注意したい点をまとめてみたいと思います。他人名義の名義変更や法人(会社や店名義)の名義変更についてはまた注意点や必要な書類が変わってきますので、別途確認したほうが良いです。別物と思って参考程度に見て頂ければと思います。
そもそも家族間の名義変更って必要なの?
本題に入る前に、名義変更の必要性について自分の考えを少し述べておきたいと思います。尚、ここより以下の文章は中学生以上を対象として書いております。(中学生以上は本人名義で契約できますが、小学生以下は本人名義にはできず、親権者名義で契約しなければいけない為)
今や小学生までもがケータイを持っている時代。今の学生さんは親名義で契約してケータイを持っているって人が多いんじゃないんでしょうか?まぁ、学生の内はわからないことも多いですし、お金も絡んできますので親が手続きしてあげた方が良いと思います。各種手続きは使用者ではなく、契約者本人が来店し、手続きできれば問題ありません。(使用者と契約者が一緒に来店すれば一番良い思います。)
しかし、問題が生じるのは、今後、進学や就職などで、経済的もしくは環境的に親元(契約者本人)から離れた場合です。使用しているケータイの契約が自分名義ではない場合、いろいろとデメリットが生じてきます。
一つの例を挙げると、機種変更では、本人確認書類の原本の持参が必ず必要なので、分割払いで購入できなかったり、自分が今、どのような契約内容なのかというのも本人でなければ確認が出来ません。あくまで契約者本人である事が確認出来なければ手続き・確認は出来ないのです。
となれば、離れて暮らしている契約者本人(親)に地元のドコモショップに行ってもらって手続きしてもらうしか無いのですが、機種変更の場合だと、更にケータイを宅配便で送ってもらわなければならないので、すぐには新しいケータイを使うことが出来ずに無駄に時間と手間とお金がかかってしまうわけです。その他にももしケータイ無くしたり、壊れたり、盗まれたり…考えるとゾッとする事が起きてしまった場合も自分ではどうする事も出来ず、しかも時間と手間がかかり、家族もいい迷惑な状態なので、正直かなり辛い状況になってしまう事でしょう…。
だったら、今後全部自分で手続きができるように名義変更した方が良いよね!って事になりますよね。ですので、名義変更するしないは自由なのですが、子供が使っていて、親元から離れていく場合は名義変更は必要であるとボクは思います。
名義変更の際に準備・確認しておく事など
名義変更については、事情によりやむを得ない場合を除き、契約を譲り渡す方(今までの契約者 → 親もしくは家族)と契約を譲り受ける方(今までの使用者→これから契約者本人になる方)が一緒に来店する事を強くおすすめします。その方がすべて確認しながら手続きできるので安心だと思います。当エントリーでは一緒に来店できるという前提で書いていきます。
手続きの際にドコモショップに持っていくもの、確認しておいた方が良い事は以下の通りです。
①【契約を譲り渡す方】(今までの契約者)が準備するもの
- 本人確認書類原本(コピー不可)
契約者の氏名・生年月日・現住所を確認する為に必要です。運転免許証なら1番確実です。
もし免許証をもっていない場合は、健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)などが一般的です。それ以外はドコモショップに問い合わせた方が良いです。
- (譲受者が未成年の場合のみ)親権者の同意書
お店でも用意してくれますが、予め用意しておきたい場合はこちらからプリントアウトして記入をしておくと良いと思います。親権者本人の自署であれば捺印は不要です。
②【契約を譲り受ける方】(これからの契約者)が準備するもの → 新規契約の内容に準じます
- 本人確認書類原本(コピー不可) + (該当の場合)補助書類
成人されている場合は基本【譲渡者】と同じで、契約者の氏名・生年月日・現住所を確認する為に必要です。もし免許証を持っていない場合は、こちらも譲渡者と同様で、健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)などが必要ですが、補助書類が必要な場合もあります。補助書類の項目もご確認下さい。
未成年の場合は未成年者の本人確認書類となっていますが、健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)と親権者の本人確認書類原本が必要です。(譲渡者=親権者の場合は譲渡者の本人確認書類と併せて確認できるので別途用意しなくても大丈夫です。)
【補助書類】
もし、以下に該当する場合、補助書類が必要です。
- 本人確認書類が健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)で、毎月の支払を譲受者名義の通帳+銀行印で手続きする場合。
- 本人確認書類が健康保険証で、毎月の支払を譲受者名義のキャッシュカードで手続きする場合。
- 本人確認書類が健康保険証 or 住民基本台帳カード(顔写真あり)で、毎月の支払を家族と一緒に支払う手続きをする場合。(既存の契約と請求を一緒にして、複数台分を同じクレジットカードで支払うようにしたり、同じ口座から引き落としするようにする事。)
補助書類とは、公共料金領収証または住民票を指します。
- 公共料金領収証(電気・都市ガス・水道などの領収印がある領収証、または発行日(口座引落し日)の記載がある口座振替済通知書に限る)、住民票は発行から3か月以内で、現住所が記載されているもの
- 契約者名義のものに限ります。
公共料金領収証となると、使用できる人が限られる(譲受者は公共サービスの契約者になっている事はまず無いですよね…)ので、少し発行の料金はかかりますが、住民票を用意しておくのが良いと思います。
- 譲り受ける方の名義のクレジットカード or 譲り受ける方の名義のキャッシュカード(毎月の支払の手続きに必要なもの)
毎月の料金の支払いについても手続きが必要になります。今後自分で支払っていく場合は譲り受ける方の名義のクレジットカード or 譲り受ける方の名義のキャッシュカード(手続き時に認証の為、口座番号の入力が必要。一部対象外の金融機関あり。対応金融機関はこちら。載っていない金融機関の場合は通帳+銀行印)が必要です。もし、クレジットカードもキャッシュカードも持っていない場合は、譲り受ける方の名義の通帳+銀行印が必要です。以下の場合は、法定代理人(親権者など)または契約者の家族である事(契約者と支払い名義人との関係)が確認できる書類(戸籍謄本、住民票など)が必要です。- 法定代理人または契約者の家族名義の金融機関のクレジットカードまたは口座振替で支払いをする場合。
- 法定代理人または契約者の家族が契約する回線を代表回線として一緒に料金を支払う場合。
未成年の契約で、契約者本人名義の「キャッシュカード」などを用意できない場合は、親権者同伴の上、親権者名義の「キャッシュカード」などを用意する必要があります。
請求書払い(コンビニなどで直接支払うようにする事)にはできませんので注意が必要です。
③料金はちゃんと支払っていますか?
しっかり必要なものも準備したし、一緒にお店に行けるようにスケジュール調整したのに手続きできなかった。という意外な落とし穴があったりします。
それは、料金の払い忘れです。
口座引落や請求書払いの場合、期日に残高不足で引き落としされなかったり、支払ってなかったりうっかりミスが災いするパターンのヤツです。念の為に引き落としされているか、支払い済みの領収証があるか確認しておきましょう。
④ケータイの分割代金について
名義変更に伴い、ケータイの分割払いの代金の支払いは契約を譲り受ける方へ引き継ぎます。改めて審査が必要となります。審査基準は全くわかりませんが、支払っていない料金があったり、過去の料金の支払状況悪かったりすると審査NGになる可能性があります。その場合、分割払いで機種変更が出来なくなったり料金の支払いや分割代金の精算してからでないと手続き出来ない可能性もあります。審査についてはお店でやってみないと何とも言えません…。
⑤マイメニューは引き継がない
人によっては着メロ・着うたやゲームやコミックやいろんなコンテンツサービスをマイメニュー登録して使っている方がいると思います。残念ながら、マイメニューについては今までの契約のiモード/spモードサービスが解約になって新しい契約で再契約される事からすべて無くなってしまいます。メールアドレスはドコモが提供しているものなので再設定さえすれば元に戻せますが、マイメニューのコンテンツはドコモと提携している企業が提供しているサービスなので、解約されたままで再設定などは出来ませんので、また使いたい場合は最初から登録し直しになってしまいます。これはまぁ仕方が無い部分かなぁと思います。
⑥ケータイデータお預りサービス・電話帳バックアップ(spモード)のデータも引き継がない
マイメニューと同じように、お預りセンターに預けてある(バックアップされている)データは削除されてしまいます。、削除されてしまうとデータは復元できません。メールアドレスと違い、個人情報のデータそのモノが複数件預かっている(と思われる)状態なので、名義変更に伴い削除されてしまいます。念の為、手続前に大切なデータが預けられていないか確認しておきましょう。
⑦暗証番号系を確認しておこう
名義変更で変わる(初期設定0000にリセットされてしまう)暗証番号と変わらず引き継ぐ暗証番号があります。確認するかどのような暗証番号に変える(設定する)か決めておきましょう。
【リセットされる(0000になる)】iモード/spモードパスワード:マイメニュー登録/削除やコンテンツ購入時、メール設定(アドレス変更や迷惑メール設定など)に使う暗証番号です。0000のままだと万が一紛失時に悪用されるおそれがありますので設定し直した方が良いと思います。
【引き継ぐ】ネットワーク暗証番号:お店で手続き等する時に本人確認として入力する番号です。ケータイ(dmenu)で手続きをする際にも本人確認として入力します。非常に重要な番号です。名義変更では前の暗証番号を引き継ぎますが、自分が忘れず他人に推測されにくい4桁の番号で設定をし直した方が良いと思います。
【発行が必要】docomo ID/パスワード:スマートフォンやタブレット、PCで手続き等をする時に本人確認として入力するものです。名義変更では引き継がれない為、改めて発行する必要があります。手続き時に店頭で発行してもらえます。
その他一応知っておいた方が良い事
手続きについては前の項目のものを用意して置けば良いとして、お店で案内されると思うのですが、知っておいた方がいいなと思う事をお伝えしたいと思います。
手数料について
通常の名義変更の手続きには手数料が2,000円(税抜)発生し、手続きの翌月に料金と一緒に請求されます。(ポイントは使えません。)が、家族間の名義変更の場合は手数料はかかりません。無料です。なんてお得なんでしょw安心して手続きできますね。
メールは同じアドレスを使える
今はメールより、LINEを使っている人が多いのかなと思ったりしてますが、それでもメールを使う事は皆無って事も無いと思います。何気に今使っているメールアドレスが使えなくなってしまうのはイヤかなと思うのですが、結論から言うと、メールアドレスは同じまま使うことは出来ます。
通常の名義変更では、手続き後にメールアドレスが初期設定のランダムな文字列のメールアドレスに変わってしまうのですが、これは今までの契約のiモードやspモードサービスが一旦解約になり、新しい名義の契約で新たに契約をするという事からなのですが、ケータイから今まで使っていたメールアドレスに変更の設定をする事で今までのメールアドレスを使う事が出来るようになっています
家族間の名義変更では、譲り渡す方と譲り受ける方が一緒に来店した時に限りメールアドレスを引き継いで手続きをする事が出来ます。設定必要なしでメールアドレスそのままで使えるなんて安心ですよね。ボクが一緒に来店する事を強くすすめる理由の1つでもあります。
ポイントについて
今までの毎月の支払状況によって現状ポイントが誰のものになっているのかと言うのが違ってきます。支払方法の手続きによっては今までの状況から変わる事もあると思いますので、自分が今どのような支払方法になっていて、変わるのかどうか。という点も知っておいて損はないと思います。
【毎月の支払が家族と一緒になっている場合】
ポイントは家族全体でまとまって貯まっていく。支払の代表回線のポイントという扱い。代表回線の承諾が得られれば、ポイントを利用できる。
《メリット》
複数台分の合計されたポイントを使う事ができるので、機種変更などの値引でお得に使える。
《デメリット》
自分が代表回線ではない場合、自分で勝手に使えない。代表回線と一緒の来店でなければ承諾を得るためにお店から電話確認が必要なのが面倒。
【毎月の支払が個別の場合】
ポイントは契約者自身のポイントとして貯まっていく。契約者本人であれば、使いたい時にポイントを使える。
《メリット》
あくまで自分だけのポイントとして使うことができる。家族に使われたりする事がない。
《デメリット》
1台分だけのポイントなので利用状況や契約年数で違ってはくるが、ポイントの貯まる割合が少ない。家族のポイントを使えない。
スイカのまとメ
名義変更って、契約者を変える手続きなので内容がとてもややこしいです。できればやらなくていいのが一番良いのですが、ご家族、特にお子さんがいる家庭では、避けては通れない道なんじゃないかなぁと思います。
今すぐに手続きする必要の無いこんな内容なのかぁっていう事だけでも知っておくといいんじゃないかと思い今回書いてみました。参考になれば幸いです。
最後に、まとめとして、家族間の名義変更で一番理想的な状態を考えてみましたので、こちらも参考になればいいなぁと思います。
家族間名義変更手続きの理想的な状態
- 契約を譲り渡す方も譲り受ける方も両方スケジュールが合っていて、平日の夕方前に来店ができる。
- 契約を譲り渡す方も譲り受ける方も両方免許証を持っている。(免許証以外でも必要な書類は用意出来ている)
- 支払方法の確認ができている。手続きに必要な自分名義のクレジットカードかキャッシュカードを持っている。
- 料金の未納は無い事が確認できている。
- マイメニュー登録サイトは無くなっても問題ない。
- お預りセンターに預けてあるデータは消えても問題ない事を確認している。(本体・メモリーカード等にデータがある状態)
- 現状の暗証番号はすべて確認できている。変更・設定する番号も決めている(すぐ決められる)。
こんなところでしょうか。あくまで理想的な状態ですので、この状態で無いからと言ってダメと言うわけではありません。お店のスタッフも確認をしながら、間違いが無いようにに手続きを進めてくれると思うのですが、予めしっかり準備をしておくことで手続きがメチャクチャスムーズになりますよ。
ここまでいろいろ長々と書いてきましたが、読んで頂いてありがとうございます。お疲れ様でしたw
へば、まんつ〜!